酒場の常連客

ハースストーンのデッキを紹介したり、考察したり。

ドラゴン年に備え初心者が買うべきおすすめパック

4/10から、スタン落ちというシステムによって一部のカードが使われなくなり、ハースストーンのカードプールが大きく変わります。

ずっとスタンダードで使える

  • 基本カード(ベーシックカード)
  • 【クラシック】

スタン落ち

  • 【大魔境ウンゴロ】
  • 【凍てつく玉座の騎士団】
  • コボルトと秘宝の迷宮】

スタンダード

  • 【妖の森ウィッチウッド】
  • 【博士のメカメカ大作戦】
  • 【天下一ヴドゥ祭】
  • 爆誕!悪党同盟】(4/10解禁)

そこで、4/10以降もスタンダードに残り続けるパックの【クラシック】【妖の森ウィッチウッド】【博士のメカメカ大作戦】【天下一ヴドゥ祭】の中で、どのパックを買うべきなのか?を比較してみました。

 

結論から言うと、新拡張の【爆誕!悪党同盟】の為に貯めておくのがおすすめです。

比較方法

HSReplayのデータから、デッキへの採用率上位2.0%までのカードを調べ、
【クラシック】【妖の森ウィッチウッド】【博士のメカメカ大作戦】【天下一ヴドゥ祭】のパック別に分けます。

HSreplayとは、ハースストーンプレイヤーからデータを集めることで、よく使われているデッキや、勝率の高いデッキを紹介してくれるサイトです。

 

(《月を喰らうものバク》 《ゲン・グレイメイン》を始めとした奇数、偶数カード、《自然への回帰》《ドゥームガード》《神聖なる恩寵》は除いています)

※おそらく構築だけでなく、闘技場のデータもあり。

【クラシック】
《リロイ・ジェンキンス》レジェンド 19.0%
《猟犬を放て!》コモン 13.6%
《腐肉食いのハイエナ》コモン 12.8%
《スペルブレイカー》コモン 12.3%
《段取り》エピック 8.9%
《アージェントの従騎士》コモン 8.8%
《サバンナ・ハイメイン》レア 8.8%
《苦痛の侍祭》コモン 8.6%
《鉄嘴のフクロウ》コモン 7.8%
《トワイライト・ドレイク》レア 7.6%
《SI:7諜報員》レア 7.1%
《乱闘》エピック 6.4%
《シールドスラム》エピック 6.3%
《大いなる解呪》レア 6.2%
《腹裂き》コモン6.2%
《アレクストラーザ》レジェンド6.1%
《終末預言者》エピック 5.7%
《山の巨人》エピック 5.6%
《熱狂する火霊術師》レア 5.3%
《ブラッドメイジ・サルノス》レジェンド 5.1%
《秘密の番人》レア 5.1%
等合計55枚

 

【妖の森ウィッチウッド】
《凄まじき狂乱》コモン 11.7%
《ウィッチウッドのグリズリー》レア 10.8%
《ヘンチ・クランのゴロツキ》コモン 6.2%
《ヴ―ドゥー人形》エピック 5.6%
等合計21枚

 

【博士のメカメカ大作戦】
《ジリアックス》レジェンド 34.2%
《ダイノ・マティック》レア 6.0%
《スーパーコライダー》エピック 5.5%
等20枚

 

【天下一ヴドゥ祭】
《スプリングポー》コモン 13.1%
《ご主人様の呼び出し》エピック 11.4%
《集団ヒステリー》レア 9.4%
《大胆な火喰い男》コモン 8.5%
《ドラゴンホークのロア・ジャナライ》レジェンド 8.4%
《放火魔》レア 7.2%
《ドッカンドラゴン》エピック6.5%
《ファイアーツリーの呪術医》レア 5.0%
等合計23枚

 

考察

【クラシック】55枚【妖の森ウィッチウッド】21枚【博士のメカメカ大作戦】20枚【天下一ヴドゥ祭】23枚
という結果になりました。


この年の拡張は割と控え目で、前年度の【凍てつく玉座の騎士団】や【コボルトと秘宝の迷宮】に比べると騒がれるカードは少なかったです。

特に【博士のメカメカ大作戦】は《ジリアックス》が最大使用率を誇っているものの、使用率5.0%以上のカードが少なく、合計枚数も最下位でお勧めできません。

 

対して【クラシック】はというと、多くの基本カードがナーフ(弱体化修正)され、初心者が最初に買うべきパックという立場が揺らぎつつあります。それでも本年度の拡張よりかはマシのようですが。

 

個人的には 【爆誕!悪党同盟!】の為にゴールドを貯めておくのがおすすめです。

どういうことかというと、今のスタンダードで活躍しているほとんどのデッキは、スタン落ちするとうまく機能しなくなります。その傾向は以前より強くなっています。

ならばデッキの新たな勝ち筋はどこから取ってくるのか。新拡張からしかありませんね。

 

初心者の方にはむやみに環境のデッキをコピーせず、新拡張が来るまでしばらく我慢してもらうのが賢明だと思います。

 

 

↓以下余談↓

選択基準について

hsreplayのカード順は他にもありましたが、以下の理由から「デッキへの採用率」を使用することになりました。

デッキへの勝率(デッキにそのカードを入れた場合の勝率)は、少数が使用してたまたま勝ちが多いであろうカードがいくつか見受けられたので、使用していません。
例)エメラルドの巣の女王:55.0%

 

使用時の勝率は、特殊勝利やパイロブラストなど勝負が決まるときに使われるものが高いです。そりゃ使う頃には勝ってるよね、というカードばかりなので使用を諦めました。
例) 涜れし爆弾:91.7

 

カードの使用数は、コストが低いカードや非レジェンドの割合が多くなるので、使用しませんでした。

 

デッキへの採用率に関しては構築で人気なカードに偏り、かつ中立のカードが多いので、初心者がパックを剥く参考になると思い、採用することになりました。