酒場の常連客

ハースストーンのデッキを紹介したり、考察したり。

Casieが使用した月の炎入りデッキを考察する

【天下一ヴドゥ祭】

Casieがレジェンド17位に到達したマリゴスドルイドに珍しい採用があったので考察していきます。

デッキリスト

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基本の型はマリゴスドルイド

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《究極の浸食》を始めとした大量のドローソースで《マリゴス》を引きます。

その後《ドリームペタル栽培師》《世界樹の小枝》もしくはマリゴスに変身した《プルンプルン・フループ》を使いコストを踏み倒してバーストダメージを叩き出すデッキになります。

考察

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《野生の繁茂》《滋養》がナーフ(12/20)された後、翼をもがれたマリゴスドルイドは長年構築に悩まされてきました。

今回のデッキに入っているナーフ前の主流の構築に比べて特徴的なカードは《自然の怒り》《星の炎》《練気》だと思います。

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繁茂を入れるか、それとも。

《野生の繁茂》がナーフされたことで、ドルイドは先行2ターン目にヒロパを撃つヒーローになりました。トグワグルドルイドでは《欲張りスプライト》を入れて、《樫の召喚》からもマナ加速をできる構築が目立ちますね。

じゃあ《欲張りスプライト》を入れるかというと、マリゴスドルイドはフループが必須レベルなので《樫の召還》を入れることができず、そう簡単にはいきません。

 

本デッキでは《野生の繁茂》等の小さなマナ加速を入れずに《自然の怒り》や《練気》で小回りを出してますね。翼を捨て、牙で戦うことを決めたようです。

5マナカードの不在

いやあるにはあるんですけどね。コスト0で出てくるのが仕事の《魔力の暴帝》が。

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《滋養》が5マナから6マナに繰り上げられた事で、マリゴスドルイドは5ターン目のムーブに四苦八苦します。採用するカードといえば、ナーフ前にもちょくちょく入っていた《星の雨》、汎用カードの《ブラッドメイジ・サルノス》《戦ドルイド・ローティ》も候補にあがると思います。

《ドリームペタル栽培師》がいるので、一緒に出せない《爪のドルイド》とかの5コストは厳しいですね・・・

 《星の炎》は6コストだから考えにも入りませんでしたね~。練気2枚で6コス過多でも問題ないとは、構築の上手い人は死角付いてくるな~と感心させられる。

 

最近のメタ状況だとミッドレンジハンターのツンドラサイ》や断末魔ハンターの《デビルサウルスの卵》の成体(5/5)の除去として5点は使えるけど、壁プリーストのミニオンはどれも圧倒的な体力を持つものばかりで、除去に回ると間違いなくリソースが尽きることは必至。

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その点顔にも打ててなおかつドローでカードを引ける5打点の《星の炎》が有利だったんですね。

また、マナ加速が少なく壁プリーストが増えてきている影響か、テンポや打点の確保に有用な《リッチキング》も採用されてません。

 

↓以下余談↓

twitchの配信で見るマリゴスドルイドはこの型をよく見るので、この型が主流になるのかな?断末魔ハンターとか壁プリーストみたいな高バリューを用意されたり、ミッドレンジハンターの凄まじき狂乱で6/5の放電レイザーモーを大量に用意されたりするとかーなり苦しいのでメタ次第かな~と思ったりしてます。